かいこうを漢字で書くと「開咬」です。
つまり「噛み合わせが開いている」という意味になります。
かいこうの方の場合、前歯の歯並びには問題は無いのですが、問題は外からは見えない奥歯にあります。
かいこうの方の場合、歯を噛み合わせると奥歯が先に噛み合ってしまう為、前歯の噛み合わせが出来ずに何時も口が開いた状態になります。
前歯は奥歯が邪魔になってその状態以上に閉じる事が出来ませんので、かいこうの方の場合は普通の人の様に前歯で物を噛み切る事が出来ません。
前歯の本来の役割はものを噛み切る事ですので、かいこうの方の場合は前歯はその役割を全く果たしていない事になりますね。
かいこうは前歯が全く咀嚼の役割を果していないので奥歯だけに大きな負担が掛かり、奥歯が傷め付けられて虫歯などの病気に掛かり易くなります。
もちろん食べ物を噛むという事が十分に出来ていないので、体への栄養補給も悪くなります。
かいこうの方は一般的に食べるスピードが遅く、又、前歯を使って硬い食べ物をまず小さく噛み砕く事が出来ませんので、そういう種類の食べものは苦手になります。
又、口が開きっぱなしになっていて空気が洩れるので発音の一部がうまく出来ず、言葉も少しおかしくなります。
かいこうの原因には遺伝的なものは無く、子供の頃の指しゃぶりや舌の突き出し癖などの悪い習慣で、顎の骨が歪んだり歯が移動してしまった事が原因です。
容貌的にもかいこうの方は常に口が開いた状態になっていますので、締まりの無い顔になります。
いわゆる「まぬけ面」という顔ですね。
ですからかいこうは治療をしないで放っておくと様々な面で損をしたり、誤解を招いたりします。
例えば職場で何か失敗をして上司に叱責されている時にぽかんと口を開けてお説教を聞いていると、それが歯の病気が原因だと知らない上司は真剣に聞いていないと受取って益々怒り出すかも知れませんね。
かいこうは見た感じよりも、実際の食生活や日常活動に大きな影響を与える症状です。
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