人間の歯は生える位置によって「門歯」、「犬歯」、「臼歯」の三つに分けられます。
門歯というのは「前歯」の事で、食事をする時に食べ物を食い千切る役割をします。
又、前歯は言葉を話す時にも大きな役割も持っていて、この前歯が欠けると発音が不確かになり、いわゆる「フガフガ」した発音になってしまいます。
総入れ歯のお年寄りが入れ歯を外した時の発音を聞けば、前歯が発音に果たしている役割がよく分かりますね。
前歯は一番前に並んでいて口を開けば真っ先に目に入る部分ですので、美容上も重要な意味を持っています
普通歯並び云々と言う場合はこの前歯の歯並びを指します。
犬歯というのはいわゆる「牙」の事です。
牙は武器として獲物を仕留めるのが主要な役割ですが、人間の場合は長い間に退化して短くなり「糸切り歯」になってしまいました。
臼歯は「奥歯」の事で食物を臼の様にすり潰す為に使います。
この門歯、犬歯、臼歯の区分は人間の歯だけでなく、イヌ科やネコ科の肉食獣にも共通します。
ただ肉食獣の場合、臼歯は人間の様に上下の歯がピッタリ重なるのではなく、先の尖った牙の様な形をしていて、上下の歯は重ならずにすれ違う様になっています。
一方、草食獣の場合は元々犬歯が無いか、又は牛や鹿など反芻動物の様に犬歯も臼歯の様な形に変化しているのが一般的です。
ただ中にはカバや猪の様に下顎の犬歯が大きく発達している例外もいます。
ちなみに象の牙は犬歯ではなく上顎の門歯が発達したものです。
人間の歯は肉食獣と草食獣の歯を合わせ持っているのが特徴で、これは人間だけでなくサルなどの類人猿にも共通しています。
1本1本の歯の構造を分解すると、歯は大きく分けて「エナメル質」、「象牙質」、「セメント質」と呼ばれる硬い組織と歯髄から成立っています。
エナメル質というのは表面に出ている歯を覆っている非常に硬い物質です。
象牙質というのは歯の大半を占める物質で、硬さはエナメル質よりやや柔らかい程度です。
セメント質は歯の歯茎の下に隠れた部分を覆っている物質で、硬さは骨と同じ程度です。
歯髄は俗に「歯の神経」と呼ばれているもので、虫歯でこの神経が剥き出しになると激しい痛みに襲われますね。
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すきっ歯も悪い歯並びのひとつです。矯正歯科「ではすきっ歯を「空隙歯列(くうげきしれつ)」又は「正中離間(せいちゅうりかん)」と言います。正常な私達の歯は歯と歯の間はピッタリくっついていて、隙間は全くあ・・・・